おはようございます、新潟の社会保険労務士
 新島です。


 シルバー人材でけが 保険適用の訴え認めず
 このような趣旨の判決について報道がありました。


 シルバー人材センターに紹介された
 樹木剪定作業で骨折した男性(2013年に死去)の長女が、

 健康保険が適用されないのは不当として
 全国健康保険協会に不支給処分の取り消し、
 法整備を怠ったとして国に慰謝料など約80万円を求めた訴訟で、

 奈良地裁(牧賢二裁判長)は26日、
 原告側の請求を棄却しました。

 
 判決などによりますと、男性は
 奈良県内の住宅にある庭木の手入れを委託されたが、

 作業中に石垣が崩れて足の指を骨折しましたが、
 センターと男性は雇用関係になく
 労災保険が適用されませんでした。

 また当時男性は、長女が加入する協会けんぽの被扶養者、
 健康保険についても「業務上のけが」として
 適用されませんでした。

 判決で牧裁判長は、不支給処分について
 「男性の作業は業務に当たり、裁量権の逸脱はなく適法」と
 認定しました。


 
 この訴訟を契機に、業務中のけがや病気で
 労災保険が適用されない場合に

 健康保険が適用されるように
 法改正がされています。

 
 保険が使われるのは当たり前と思いがちですが、

 労災保険=業務中、健康保険=業務外、
 このようになっていますので、

 業務中で労災が適用されない場合は、
 健康保険が使えませんでした。

 そこで、制度の谷間を埋めるべく、
 業務中でも労災が使えない場合は、
 健康保険が使えるようになったわけです。

 
 ただし、現在でも法人の役員については、
 業務中のケガや病気には
 健康保険が適用されません。

 例外として5人未満の場合に限り、
 適用されることがあります。

 詳しくは下記を参照してください。

 健康保険の被保険者の業務上の負傷等について



 それでは、
 今回はこれで終わりたいと思います。
  

 最後までお読みいただきまして、
 ありがとうございました。 




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