おはようございます、新潟の社会保険労務士
 新島です。


 どうして部下が成長しないのか?
 
 
 先日、このような相談がありました。

 社員が30人前後の中小企業ですが、

 社長や幹部が、一生懸命に指導しているのに、
 社員がなかなか成長していない。

 部下は、自分で成長しようとする、
 努力が足りないのではないか?

 このようにもおっしゃっていました。

 
 詳細を省いて結論から申しますと、
 
 部下のレベルに応じた指導が、 できていない。

 ここが問題だったようです。



 自分自身で考えて行動できるようになってほしい。

 そのため、この会社では、
 指導というより、いつも疑問や質問を投げかける。

 明確なやり方を示さない指導をしていました。

 自主性を促され、
 このような接し方が功を奏する場合もあります。

 実際、幹部社員は、
 伸びていたようです。


 しかし、まだ未熟なところが多い
 普通の社員がこのように言われると

 迷ってばかりで思い切り行動ができない、
 失敗が怖くて、一歩踏み出せない。

 結果として必要な行動がとれない。
 なかなか動き出せない。

 このようなことになります。

 この会社では、
 まさにこのようなことが起こっていました。


 管理職あるいは、その候補生、
 このような立場であったら、

 自分で考え自分で行動する、
 このような訓練が適することもあります。

 しかし、多くの社員は、
 自分で判断できないことのほうが
 圧倒的に多いのが現実。

 何から何まで教える必要はありませんが、
 指導、支援は必要です。

 質問もいいのですが、その場合は、
 一般的な質問ではなく、

 より具体的な、
 相手が答えを出せるような質問がいいでしょう。

 話が長くなりそうなので、
 今回はこのあたりでまとめようと思いますが、

 お伝えしたかったのは、
 相手のレベルに合わせた指導が必要ということです。


 初心者・・・・やり方を教える(ティーチング)
 一般社員・・・答えを出す支援(カウンセリング)
 管理職、候補生・・・自分で考える指導(コーチング)
 幹部・・・やる気を喚起する(メンタリング)


 大雑把にいいますと、
 このようなレベルに合わせた指導が必要なります。


 一般社員相手であれば、
 「自分で考えろ」だけではなく、

 「答えを出すための支援」
 するようにしましょう。


 詳細については、
 また別の機会にお伝えしようと思います。


 あなたの会社では、
 社員のレベルに合わせた指導ができていますか?

 

 それでは、
 今回はこれで終わりたいと思います。
  

 最後までお読みいただきまして、
 ありがとうございました。 




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