おはようございます、新潟の社会保険労務士
新島です。


「緊急時の対応」

近年になって、様々な業務の分野で
この言葉を聞くことが多くなりました。

企業経営にリスクはつきものです。

経営者は、
経営を安定させるために、

様々なリスクをなるべく回避しつつ、
適切な方向に導かなければなりません。

中でも「緊急時の」対応は、
決断が難しいところです。

しかし、昨年は、
多くの会社で「緊急」といわれる
経営環境にさらされてきました。

経済の低迷、他業種からの参入も含めた
競合の激化、顧客の奪い合い、
訴訟問題など、

どの会社も大変な事態にあったのでは
ないでしょうか。

そのような環境に追い打ちをけるように
東日本大震災という大災害もありました。

まさに、緊急時の対応が
必要な事態でした。

緊急時ですが、平時とは
2つの点において前提条件が異なってきます。

ひとつは、不安やストレスで
冷静な判断がしづらくなるということです。

また、決断に必要が正しい情報を
取ることが難しくなるという点も異なりますね。

従って、冷静な判断がしづらい、
情報が限られている、

このような状況下で、従業員を
引っ張る判断をしなければならないということです。

例えるならば、真っ暗な夜に月明かりを頼りに
短い時間でどっちへ進むか決断するようなものです。


このような状況下で経営者が意識しないと
いけないのは、

スピーディーな決断と
自主的な行動を促すことです。

今までの常識が通じない、つまり地図がない状態です。

そのような状態では、
従業員はどちらに進んだらいいか、
わかりません。

そのような時は、
経営者が判断を下すしかありません。

事態が好転する可能性が見えない以上、

素早い判断で、まずは前に進み、
事態の打開を図る必要があります。

普段もそうかもしれませんが、
一層スピーディーな判断が必要ですね。

また、緊急時は一体感を持ちつつ、
自主的に行動をする必要があります。

まず緊急時であることを自覚させ、
一緒に向かう方向性をまとめる必要があります。

その上で、目の前に起こる様々な事態に対し、

一人一人がやるべき行動を考えて
打開していく必要があります。

経営者の判断をいちいち仰ぎながら
ゆっくりと動いている場合ではないからです。

ただ、バラバラになってはいけませんので、
一体感が必要ということです。


また、これらをしっかり行うには、
普段からその準備をしておく必要があります。

緊急時にリーダーシップを発揮できるように
するために、

普段から理念や想いをこまめに伝え、
考え方を共有しておくといいでしょう。

また、普段から
具体的な行動を指示する癖をつけておきましょう。

くれぐれも、
普段やるべきことをやらないで、
緊急時にばかり騒ぎ立てる

このようなことはないようにしましょう。

それでは、
今日はここまでにしたいと思います。

最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。




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