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2007年03月06日

社長が人件費を削減しようとしている!

こんにちは、新潟の社会保険労務士「越後の虎」です。今回のテーマは「説明の重要性」についてです。

ある会社で新しい人事制度を導入することになりました。制度は理にかなった内容であり、きちんと説明もしました。しかし、社員からの反発が大きく、頓挫しているとか。

どうしてこのようなことになったのでしょうか。

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新しい人事制度では、部署の業績と本人の成長を基準にして賃金や賞与を決めることにしたそうです。これは、本人に成長してもらいたい、その結果として業績を向上させたい、そしてその成果をきちんと配分したいという思いが込められていました。

しかし、実際に制度の運用を始めたらうまくいかなかったそうです。制度の良し悪し以前に、社員が制度に疑問を持っていたことが原因だとか。具体的に言うと「社長は人事制度を変えて人件費を削減しようとしている」、このように思われていたそうです。

何故、こうなってしまったのか。それは社長が人事制度導入の意図をきちんと説明しなかったからのようです。

一応説明はしたそうですが、その目的については「成果を挙げたら給料は上がるが、ダメだったら下がる」と話しただけ。あとは制度の具体的な運用方法の説明に多くの時間を割いたそうです。

一般的に、人事制度を変えると言われて好意的に捉える社員は多くはありません。何かしら疑念を持つ人の方が多いでしょう。そうなると「ダメだったら下がる」という点を心配する人が多くなるのは当然ですね。

その結果「社長は人件費を削減しようとしている」という考え方に発展したのではないでしょうか?

新しい制度を導入する、現行の制度を改定する場合は、その目的や意図するところを明確にして、きちんと伝えることが大切です。

その意図がきちんと伝われなければ、何百万かけても、どんな立派な制度を導入しても、その効果は期待できないでしょう。


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