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2007年01月10日

疑心暗鬼を生む人事評価

こんにちは、新潟の社会保険労務士「越後の虎」です。今回のテーマは「人事評価」、です。

以前、ある社長さまから賃金制度と人事評価制度の見直しの相談を受けたときの話です。人事評価をする際に自分の裁量で評価に加点をしたいんだが・・・

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「なぜ、裁量で加点をしたいんですか?」と聞いたところ、人事評価表以外で決めたいことがあるという話。さらにその理由を聞いたところ、今までも普段の頑張りや家庭環境に応じて、賞与や昇給で上乗せをしていた、ということでした。

評価表以外に裁量で加点をすることは必ずしも悪い事ではありません。但し、その理由が明確でないと混乱を招きます。「結局は社長に気にいられればいいんだ!」、他の従業員にこのように思われたら困りますね。

また、その内容を本人に伝える必要もあります。加点の根拠がわからなければ、今後どう頑張れば評価があがるかわかりません。それに何と言っても「ありがたみ」が伝わりません。本人は当然のことと感じ、特に頑張らなくても次回も同じ評価を期待するかもしれません。

「頑張っている」と感じた従業員に加点をしたくなる気持ちはよくわかります。しかし、やり方を間違えると、評価制度の意義が揺らぐことになりかねません。根拠を明確にすること、本人にその根拠を伝えること、これを確実に実行する必要があります。

以前、「社長は密かにA君だけ優遇している。いつも彼は賞与が特別多く支払われている。社長に気にいられなければ、この会社では賞与を沢山もらえない」、このような噂がささやかれて困っているという相談がありました。

この社長はいつもA君に密かに加点をしていました。しかも、事情はわかりませんが、その事実が他の従業員にも知れ渡っていたようです。そのことで疑心暗鬼になっていたようです。これでは、良い風土ができるわけがありませんね。


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