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2006年08月21日

労使協定を結びたくない!/モデル就業規則の恐怖

こんにちは、新潟の社会保険労務士「越後の虎」です。今日のコラムは「モデル就業規則の恐怖」、です。

いままで、モノマネ就業規則を使っていた会社が、新たに自社用の就業規則を作ろうと検討を始めました。女性が多い職場であり、ルールについて聞かれることも多かったようで、何とかしなければと思ったようです。そして、実際作業に取りかかり、残業に関する取り決めについて検討している最中、議論が先に進まなくなりました。

  「残業をさせるときには<時間外労働・休日労働に関する協定届>が必要になります。」
  「それは困る!何とかならないんですか?」

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簡単に言いますと「従業員が団結する」ことを恐れているようです。協定を締結するには従業員代表を選ぶことになります。その結果従業員が会社との交渉窓口を持つことになる、全員がまとまって文句を言ってくる、これを嫌っているようです。

<時間外労働・休日労働に関する協定届>は通称36協定と言われています。これは残業をさせる場合には必ず必要となります。何故ならば、労働基準法では原則残業は禁止、36協定を締結したら残業させてもよい、と規定されているからです。

よって恐縮ながら、「何とかならないか」という問いに対しては、「どうしようもない」としか答えようはありません。従業員とのトラブルは避けたいという気持ちはよくわかりますが。

でも、よく考えてみて欲しいと思います。何でトラブルが起こるのでしょうか。ルールがない、ルールが曖昧、会社側が従業員からの質問にきちんと答えられない、そもそも法律を守っていない、このようなことが原因となっています。

そして今回も就業規則を検討するにあたって、ルールを決めたがらない、曖昧にしようとする発言が随所に見られます。この考え方がトラブルの原因ではないでしょうか。

きちんとした取り決めがあって、それが公開され、法律に合致していれば、それほどトラブルにはならないでしょう。トラブルになっても会社に落ち度がないのですから、毅然として態度で臨めばいいでしょう。要するに「後ろめたいことがある」「隠し事」があるから、文句を言われそうで怖い、ということだったわけです。

就業規則を作ろうと考えたことは良いことだと思います。しかし、その前に「何故ルールを作るのか」この部分をもう少しよく考えて欲しいと思いました。そもそも、そこをきちんと考えていれば「モノマネ就業規則」にすることはなかったと思いますが。

経営者様は非常に多忙でルール作りまで頭が回らない、ということは重々承知しています。ただ、多忙だからこそ、余計なことに時間をとられないように、きちんとルールを定めたほうが良いと私は思います。

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労働法の相談室 │Comments(0)TrackBack(1)モデル就業規則の恐怖 

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1. 人のせいにするだけでは・・・  [ 新潟の社会保険労務士「越後の虎」の独り言 ]   2006年08月22日 02:33
みなさん、こんにちは。 新潟の社会保険労務士「越後の虎」こと新島です。社会保険労務士が日常の出来事やコンサル現場での出来事について独り言を語ります。

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