今日は「会社を元気にしよう」、あるスーパーでの出来事を紹介します。

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あるチェーンストアの社員との話です。ある店舗でパートタイマー昇進試験があったそうですが・・・

「こんなの納得できない!」
「どうしたんですか?」

「店内のパート、ほとんど全員が試験に合格したんです」
「いいことじゃないですか」

「合格レベル達していない人もですよ」
「それじゃあ試験じゃないですね」

「そうですよ。頑張った人はどうするんですか」
「でもよくそんなの承認されましたね」

「反対は私の上司1人だけ。ほとんど揉めることなく承認ですよ」
「これはかなり深刻ですね」

「何の為に普段から教育しているのかわかりません!それに、私のパートさんは、試験の為に一生賢明勉強していたんですよ」

正直者がバカをみるということでしょうか。確かにこれはヒドイ話です。以前このブログで紹介したかもしれませんが、私も同じような経験をしたことがあります。きちんと試験を行ったら、周囲の猛反発を受けるという不思議な体験でした。

この会社ではパートタイマーはカリキュラムに従って教育を受け、一定レベルに達したら試験を受けます。その結果合格すると、資格があがり給料もあがるという仕組み。そしてあるレベルに達すると社員として登用されることもあるそうです。

話しを聞けば聞くほど立派な仕組みですが、ほとんど無条件で全員合格するのであれば意味ないですね。もちろん試験がおかしいのではなく、「運用する人間がおかしい」のですが。

これでは「正直者が馬鹿をみる」「頑張っても頑張らなくても同じ」という風土になってしまいます。それになんと言っても「人を育てる風土」ができません。

そもそも何のための制度でしょうか。パートタイマーのレベルを上げる。その結果店の競争力を上げる。そして売上が向上する。このような仕組みではないのでしょうか。このままでは、売上が上がらずに給料だけあがる。風土も悪くなり店の競争力も低下するでしょう。このままでは先が見えていますね。

みなさなの会社はどうでしょうか?ウチはそんな制度ないから関係ないや、そんなことありません。「評価表はあるけど、ほとんどは上司が言い値で点数を決めている」「部下の業務や実力を知らず、結局普通の点数をつける」、このようなことがあればやはり同じことですね。

また、試験をする、評価をするということは「教育の機会」として重要だということをもっと認識する必要があるでしょう。ただ点数をつけるだけでなく、足りない部分を教育する。そのことが一番大切ではないでしょうか。

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社会保険労務士 越後の虎 プロフィール