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2006年07月15日

正社員の4割超が不払い残業/どうする?残業問題

今日は「どうする?残業問題」、不払い残業に関する内容です。

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「不払い残業」に関する労働政策研究・研修機構の調査結果が公表されました。概略は以下の通りです。

残業をしていた人は全体の約8割。平均の残業時間は、30代が最長で41.9時間、次いで40代が39.2時間だった。理由(複数回答)は、「所定時間内では片づかない仕事量だから」が最多(59.6%)だった。

 もともと残業代がつかない管理職らを除いた人について、残業代が支払われていない「不払い残業」時間を算出したところ、46.5%は0時間だったが、42.0%が不払い残業をしていた。11.5%は無回答だった。平均は月34.5時間。「40時間以上」もいて、男性の30代は16.3%、40代は18.8%にのぼった。女性は20代が最多で15.7%、30代が11.4%だった。職種別では、男性は「営業・販売・接客」、女性は「製造・生産関連」の30代で目立った。

 また労働時間が月240時間を超える人では、20代の3人に1人、30代の5人に1人が「いいところがあればすぐにでも転職したい」と答えた。 (asahi.com)



「不払い残業」の問題はまだまだ解決していないということですね。ただ、全てが悪質なケースだけでなく、不払い残業が違法行為であると認識していても「何とかしたいが、全ての残業手当をきちんと支払うと経営に大きな影響がでる」と考える経営者も多いようです。だから許されるというわけではなく、「支払えないから仕方ない」で済む問題ではありませんが。

やはりサービス残業問題を解決するには、単に「残業手当を全て支払え」「払ったら経営が成り立たない」という議論だけではダメですね。労使が協力して、如何にして長時間労働を減らすか、効率よく働くにはどうしたらいいか、ということを考えなくてはいけません。

そもそも労働基準法では、原則として「時間に対して賃金を支払う」仕組みになっていますので、いまだに「仕事の内容」「成果」より「時間」を給料の対象として考える従業員が多いようです。また、部下の仕事内容を把握していない上司も多く、「プロセス」や「成果」よりも「何時間働いたか」「どれだけ気合いをいれて頑張ったか」という基準で評価をすることも少なくありません。

仕事で一番大事なのは「何時間会社にいたか」ではなく、「どのような仕事をしたか」「どのような結果を出したか」ということです。この考えを社内全体に浸透させる必要もありますね。そのための仕組み作りが求められていると思います。

また、少子高齢化が急速に進行し人材確保が大変になっている、という声を多くの経営者様から聞くようになりました。会社の求心力を高めるには「従業員が安心して働ける」ということは大事な要素です。違法行為ということを抜きにしても、「不払い残業問題」の解決は、企業にとってもはや避けられないと言えるでしょう。

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労働法の相談室 │Comments(2)TrackBack(0)どうする?残業問題 

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この記事へのコメント

1. Posted by フレンチフリゲート    2006年07月15日 13:19
5 ご無沙汰です。

これで労働契約法その他の法改正がなされて、残業代アップということになれば、「悪質なケース」が輪をかけて広がるような気がします。

どうも時間とカネの論議だけで、公正な評価のしくみ作りなど、メンドクサイことはお上はやりたがりませんね。
2. Posted by 社労士「越後の虎」    2006年07月15日 13:51
フレンチフリゲート様

おっしゃる通りだと思います。行政では、未だ問題の本質についての議論が深まっていないような気がします。

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