今日は「モデル就業規則の恐怖」ある製造業の事例です。

人気ブログランキングに参加中!
ココをクリックし順位を確認!いつも応援ありがとうございます
↑クリックすると10ポイント加算です。応援よろしくお願いします。

「就業規則を見直したいと考えているんだけど」

「どうして見直そうと思ったんですか」
「モデル就業規則だったので・・・」

「なるほど、実態に合わないわけですね」
「合わないというか、そもそも内容がよくわからないよ」

「えっ!就業規則を読んでいないんですか?」
「とりあえずコピーしただけで・・・」

「それでは見直しのコンセプトは?」
「まず法律を全く理解していないんだけど・・・」


この会社は製造業で30名程度の会社でした。労働基準監督署に言われて就業規則を作ったとか。作ったと言っても、社内にわかる人はいなかったので、誰かからもらったモデル就業規則をコピーしてそのまま労働基準監督署に提出したようです。

モデル就業規則なので、もちろん会社の実態にあっていません。しかし、そもそも労働法自体何のことやらわからないということでした。そんな状態なので就業規則は存在するだけでルールとして使われていません。要するに単なる紙キレだったようです。

そしていざ見直そうと思っても、そもそもルールがないので見直せるわけもありません。労働法もわからないので、どうやって就業規則を作ればいいかわからないということでした。どのような規則を作るのか考えたこともないとのこと。

モデル就業規則の問題点として多く語られているのが「会社の実態に合っていない」「会社独自の考え方が反映されない」ということですが、もうひとつ大きな問題があります。それは今回の会社のように「何も考えなくなる」ということです。

就業規則は法律で決まっているから作らなければいけないと思う方が結構多いと思います。しかし「組織にルールが必要」なのは当たり前のことではないでしょうか。「義務」だから作るのではなく、「必要」だから作るのです。

そして、ルールとして就業規則をきちんと作ろうと思ったら、「どのような会社にするのか」「どのような効果を期待するのか」考えるはずです。また、法律に適合させるということも考えるでしょう。

これら重要なことを「考えなくさせてしまう」のが「モデル就業規則」ではないでしょうか。もちろん、モデル就業規則は叩き台として、必要な修正を加える分には問題ありませんが。

また、モデル就業規則でなくても「コンサルタントに丸投げ」した就業規則も同じく問題でしょう。モデル就業規則同様に「何も考えなく」なる危険性が高いと思います。コンサルタントは会社のことを良く知っているわけではありませんので。

就業規則は会社の憲法とも言われている重要な規定です。「丸投げ」「コピー」といった安易な作成は避けるようにしましょう。気が付いたら、就業規則を作ったのに、いつの間にか誰にも見せることのできない「単なる紙キレ」になっているかもしれませんよ。

役に立ったと思った方はココをクリックして下さい
↑人気ブログランキングでポイントが加算!応援お願いします!

初回メール相談は無料です!

■労働法を斬る■
教えて退職金制度(60)どうする?残業問題(37)
継続雇用相談室(16)解雇/懲戒110番(14)
辛口?コラム集(13)マクドナルド問題の考察(6)
■その他コラム■
長時間労働削減の切り札!タイムマネジメントのススメ(13)

社会保険労務士 越後の虎 プロフィール