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2006年03月09日
知ってるつもりで実は・・・/どうする?残業問題
昨日に続いて「どうする?残業問題」です。
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「知ってるつもり」これほど怖いことはありません。
先日、ある中堅会社の人事部の人と話しました。
「この前、現場の人と話しましたよ」
「へえ、どんなことですか」
「サービス残業問題、何も解決していないとか。」
「そんなことないよ。これでもか、と言うくらい対策を打ってるし」
「現場からの報告はどうしてますか」
「順調に改善してると聞いているけど」
「現場が自分の都合の悪い事を言っていないだけじゃないの?」
「そんなことあるわけないよ」
「自分で確認したことありますか?」
「いや・・」
「絶対大丈夫だと言いきれますか?」
「・・・・」
これはサービス残業問題に限った話ではありませんが、現場と本部の意志の疎通、非常に大事ですね。しかし、なかなか思い通りに行かないものです。
この会社では5〜6年前から全社をあげてサービス残業問題に取組んできました。サービス残業は違法行為であるから今すぐ改善しなければいけない。サービス残業を放置することは従業員のヤル気を削いでしまう。長時間労働は従業員の健康によくない。全て正しい判断ですね。
またその後の対策についても理にかなった良い内容でした。しかし、結果は先ほどの会話の通り改善が見られません。それはどうしてでしょうか?
理由は沢山あるようですが、一番の問題は本社が現状を把握していないということです。更に言えば経営者様が現状を把握していないということです。その為、有効な対策が実施されていなかったのです。
「報告」は現状を全てを表しているわけではありません。「報告」は完全に「客観的」な情報とは限りません。一言で言えば「誤った内容の報告」「都合の悪いことを隠した報告」がされることがあるということです。
この会社では現場からの報告書と勤怠データより残業の実態を把握していました。勤怠データでは勤務時間だけでなく、事務所の出入りの時間もチェックしていました。ここまですれば大丈夫だと思っていたんですね。
でも実際は勤務時間、事務所の出入り時間、ともに正しい時間でない場合が散見されるようです。仮にシステムが完璧だとしても使うのは人間です。使い方を工夫すれば、いくらでも「インチキ」ができるわけです。そして報告もそのデータに基づく内容。これでは正しい現状を本部が把握できるわけありません。
その後この会社でどのように対応したのかわかりません。私が単に従業員の味方をしているだけだと思って何もしていないかもしれません。「サービス残業をゼロにしろ」とか「違法行為をすることはよくない」とか、会社の批判をしたかったわけではないのですが。
私が一番言いたかったことは「報告だけに頼るな!」ということです。現状を把握するのに一番いい方法が「現場を見る」ことです。もちろん全てを把握することは無理です。やろうとすること自体効率が悪い話です。しかし、「報告だけ聞いて全てを把握したつもりになる」、これは一番怖いことです。
「知っているつもり」で実は正しい事実を把握していなかった。これは一番怖いことですね。これはサービス残業問題に限ったことではありません。
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社会保険労務士 越後の虎 プロフィール
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「・・・・」
これはサービス残業問題に限った話ではありませんが、現場と本部の意志の疎通、非常に大事ですね。しかし、なかなか思い通りに行かないものです。
この会社では5〜6年前から全社をあげてサービス残業問題に取組んできました。サービス残業は違法行為であるから今すぐ改善しなければいけない。サービス残業を放置することは従業員のヤル気を削いでしまう。長時間労働は従業員の健康によくない。全て正しい判断ですね。
またその後の対策についても理にかなった良い内容でした。しかし、結果は先ほどの会話の通り改善が見られません。それはどうしてでしょうか?
理由は沢山あるようですが、一番の問題は本社が現状を把握していないということです。更に言えば経営者様が現状を把握していないということです。その為、有効な対策が実施されていなかったのです。
「報告」は現状を全てを表しているわけではありません。「報告」は完全に「客観的」な情報とは限りません。一言で言えば「誤った内容の報告」「都合の悪いことを隠した報告」がされることがあるということです。
この会社では現場からの報告書と勤怠データより残業の実態を把握していました。勤怠データでは勤務時間だけでなく、事務所の出入りの時間もチェックしていました。ここまですれば大丈夫だと思っていたんですね。
でも実際は勤務時間、事務所の出入り時間、ともに正しい時間でない場合が散見されるようです。仮にシステムが完璧だとしても使うのは人間です。使い方を工夫すれば、いくらでも「インチキ」ができるわけです。そして報告もそのデータに基づく内容。これでは正しい現状を本部が把握できるわけありません。
その後この会社でどのように対応したのかわかりません。私が単に従業員の味方をしているだけだと思って何もしていないかもしれません。「サービス残業をゼロにしろ」とか「違法行為をすることはよくない」とか、会社の批判をしたかったわけではないのですが。
私が一番言いたかったことは「報告だけに頼るな!」ということです。現状を把握するのに一番いい方法が「現場を見る」ことです。もちろん全てを把握することは無理です。やろうとすること自体効率が悪い話です。しかし、「報告だけ聞いて全てを把握したつもりになる」、これは一番怖いことです。
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1. 新潟の起業家・会社設立・開業をサポート [ NAC 新潟アントレサポートセンター ] 2006年05月23日 18:05
NACは個人・法人を問わず、新潟県内の起業家・創業企業を支援しています。もちろん...
この記事へのコメント
1. Posted by
美人社労士?
2006年03月09日 15:29
現場をおろそかにしている会社ってありますね。
やはり現場の実際の姿、意見は聞きたくない見たくない気持ちもわからなくはないのですが逃げてはダメですね。
やはり現場の実際の姿、意見は聞きたくない見たくない気持ちもわからなくはないのですが逃げてはダメですね。
2. Posted by 社労士「越後の虎」
2006年03月09日 16:51
美人社労士?様
確かに逃げているだけの人もいるかもしれませんね。
確かに逃げているだけの人もいるかもしれませんね。
3. Posted by
jyunko
2006年03月09日 21:21
歌手の木村カエラさんの大好物は・・
4. Posted by
YK@見習い
2006年03月09日 22:06
下の者が上の者に
意見するというのは、
上の者が考えている以上に
下の者にとっては勇気が
いることなんですよね……。
労働者が不満を申し立てても、
まともに取り合ってもらえないか、
「何か文句があるのか」
とばかりに、後で何らかの
報復措置を取ってしまう会社も
あるのでは……。
むろん、これらはあっては
ならないことですが。
労働者の側でもその可能性を考えると、
実態を反映した率直な意見を
口にできないケースも多い気がします。
だからこそ、経営者は
自らの目を現場に向けることを
忘れないで頂きたいですね。
意見するというのは、
上の者が考えている以上に
下の者にとっては勇気が
いることなんですよね……。
労働者が不満を申し立てても、
まともに取り合ってもらえないか、
「何か文句があるのか」
とばかりに、後で何らかの
報復措置を取ってしまう会社も
あるのでは……。
むろん、これらはあっては
ならないことですが。
労働者の側でもその可能性を考えると、
実態を反映した率直な意見を
口にできないケースも多い気がします。
だからこそ、経営者は
自らの目を現場に向けることを
忘れないで頂きたいですね。
5. Posted by 社労士「越後の虎」
2006年03月09日 22:17
y.k様
その通りだと思います。だからこそ現場を自分で見る必要があると思います。もちろん、組織の風通しを良くすれば済むことですが、口で言うほど簡単ではありませんから。
その通りだと思います。だからこそ現場を自分で見る必要があると思います。もちろん、組織の風通しを良くすれば済むことですが、口で言うほど簡単ではありませんから。













