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2006年01月20日

目の前のニンジンに惑わされないで・・・/継続雇用相談室

今日はもう待ったなし!継続雇用相談室,をお送りします。

目の前のおいしそうな「ニンジン」に惑わされないで下さい。もしかしたら「毒入り」かもしれませんよ!

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一体の何の話なんだ!と言われそうですね。今回お話しする「ニンジン」とはある助成金のことです。昨日の日経新聞に珍しく助成金の広告が掲載されました。継続雇用に関する助成金改正についてのお知らせです。

今年4月より段階的に60歳以降の継続雇用が義務化されていきます。義務化されるのだから助成金も今までのようにはいかないよ、ということですね。以前もこのブログでお伝えしましたが、一番利用される継続雇用制度奨励金に関して大きく支給金額が減少となります。もちろん条件も厳しくなります。

そんなこと知っているよ、と言う方も多いでしょう。にもかかわらず、敢えてこの話題を取り上げたのには理由があります。何故このような広告をわざわざ出すのか、チョット疑念を抱いたからです。もちろん、継続雇用は国の政策ですから当たり前とも言えます。でも他に理由があるようにも思えます。

もうすぐ義務化が始まりますよと言うよりも「もうすぐ助成金がもらえなくなるよ」と言ったほうが効果があると考えたのではないでしょうか。「ニンジン」を目の前にぶら下げたほうがいいということですね。もちろん考えすぎかもしれませんが。

だからと言って目の前のニンジンに安易に食いつかないようにすべきです。よく考えて見てください。何故段階的に義務化されるのか、何故全員の雇用でなく対象者の選定も可能なのか。急に導入するのは難しいからでしょう。また、何故助成金が出るんでしょうか。簡単に導入できる制度にお金を出すわけありません。

今日は、敢えてこれ以上細かいことは言いません。ただ、良く考えて欲しいんです。助成金を貰えるのは一時期だけですが、制度はずっと残ります。このブログでも何回も言ったことですが。もらえなくなるのは嫌だから今すぐ助成金に合わせて制度を作る、というのは辞めましょう。人件費の増加に耐えられないから助成金で一時期しのぐ、とういことであれば良いかもしれませんが。

いずれにせよ、人件費の問題、世代交代の問題、受け入れ部署の問題、対象者の選定など、きちんと体制を整えてから継続雇用ははじめるべきでしょう。私は準備不足であるのならば、法律通りに段階的に導入すべきと考えます。

最後に余談になりますが、こんなコピーのチラシがありました。「返済不用の助成金をご存知ですか。制度廃止が秒読みです。・・・今すぐ対処すればまだ間に合うノウハウがあります・・」。このノウハウを教えて欲しいですね。役人に「ニンジン」でもあげるんでしょうか。

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労働法の相談室 │Comments(2)TrackBack(0)継続雇用相談室 

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この記事へのコメント

1. Posted by Y.K@見習い    2006年01月21日 21:30
実はこの助成金について、
センセからどこかの会社に提案してみろなんて言われてるんですよね……。

でも、この助成金の支給要件は、
定年を一気に65歳まで引き上げないといけないんですよね……。
新島先生のおっしゃるように、
目先の助成金につられて、
会社の人件費負担を考慮しないなんて、
本末転倒にならないように気をつけないと……。
2. Posted by 社労士「越後の虎」が労働法、退職金制度を斬る    2006年01月21日 21:45
Y.Kさま

そうですね。簡単に言いますと、定年延長なら65歳未満でも助成金がもらえます。一方、再雇用など定年延長以外だと65歳までの雇用が必要です。もちろん、これらの条件は3月までですが。

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