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2006年01月04日

流行している現状分析サービスとその効果/教えて!退職金制度

今日は教えて!退職金制度、いつもとチョット角度を変え、サービス内容についての考察です。

退職金制度の現状分析サービスがちょっとしたブームになっています。まず現状を知ることが重要だ、病気になったら医師の診断が必要なのと同じように。確かにその通りです。診断をせずに薬を処方できるわけないですね。

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ただ退職金制度の分析や診断はコンサルタントの力量によって結構差が出ますので依頼先は慎重に検討する必要があるでしょう。中でも適格年金に関してはその差が顕著に現れます。4〜5万円程度の料金を払っても診断結果について一般論しか聞けないということが結構あります。一方、適格年金を受託していた保険会社でも最近では結構詳細まで無料で診断してくれるようになっています。

また診断した内容が詳細にわたっていたとしても役に立つかどうかは別です。積立不足や将来の財政計算について詳細について計算したとしても所詮推定に過ぎませんので、高額な費用を投じて分析が必要かどうか疑問です。また、適格年金を受託している保険会社のように積立不足や将来必要になる退職金額を詳細に出しても、解決の方向性を示せなければ意味がありません。医者で言えば「あなたは風邪ですね。それではお帰り下さい」と言っているようなものです。

退職金問題に関する会社の知識も増えていますね。コンサルタントが無2〜3万円、あるいは無料で実施している程度の分析は既に実施している会社が結構あります。そのような会社の中には分析サービスが不用な場合もあるでしょう。

このような状況下では退職金制度の分析サービスどのようにして良いサービスを選ぶか迷うところですね。私は、今後の現状分析サービスは診断よりも処方箋の部分が大切になってくると思います。もはや退職金制度の診断ができるということは当たり前です。「一体今後どのようにしたらいいか」という部分について適切な方向性を示せるかどうかが良いサービスかどうかを判断する目安になるでしょう。

解決策としては「ズバリ401Kでしょう。ズバリポイント制でしょう」なんて言うコンサルタントはダメですね。もっと根本的な部分からきちんと見直す必要があります。何の為に退職金制度を作るのか、退職金にどれくらいの資源を投入するのか、どのような基準で支給金額を決めるのか。「既に形になった商品を売る」ことではなく「会社にとって適切な方向へ導く」ことが重要だと私は考えています。また、そのように行動しようと思っています。

今回は話しませんでしたが、退職金制度改革で一番大変なのは不利益変更の部分であり、ここでもコンサルタントによって力量に差が出ます。これはまた別の機会にお話ししようと思います。

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この記事へのコメント

1. Posted by Y.K@見習い    2006年01月05日 18:24
新島先生、明けましておめでとうございます。
本年も何卒、よろしくお願い致します。

う〜ん、退職金改定に(限りませんが)ついては
アサハカな知識と経験しか持たない僕にとっては、
正直なところ耳の痛い話です。(汗)

先生のおっしゃるとおり、不利益変更こそが
退職金改定の最大のキモですよね……。
ココロして拝聴させて頂きます。

というわけで、一押しです。
2. Posted by 社労士「越後の虎」が労働法、退職金制度を斬る    2006年01月05日 23:33
Y.Kさん、今年もよろしくお願いします。おっしゃる通り、少なくとも社労士であれば不利益変更についてアドバイスできなければ意味がないと思っています。

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