毎週土曜日は今週の気になる記事、皆さんもよく知っている姉歯氏の証人喚問における発言を我々士業の立場と重ねあわせて考えてみました。

今週、姉歯元1級建築士の証人喚問が行われました。その詳細については、あらためてお話しする必要はないでしょう。しかし、私が気になった言葉が2つありました。「1級建築士としての誇りはあったが・・・」「生活ができなくなるのでやった」この2つの言葉です。業種は違えど同じ士業であり労働法規を守る立場として、対岸の火事とは思えませんでした。

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社会保険労務士は主に企業のアドバイザーとしての労働法規に携わる仕事が多いと思います。これをやったら労働法に触れる、現在は違法状態であり、そのままにしておくのは問題がある、といった状況に直面した時どのような行動をとるでしょうか。「士業の誇り」あるいは労働法規を遵守するという観点からすればとるべき行動は明らかであり、違法行為を行うことはあり得ないと思います。

しかし、「生活の為」「元請けの圧力」あるいは「目の前の大金」という要素が加わるとどうなるでしょうか。もちろん大多数の社会保険労務士はそれよりも「士業の誇り」「労働法規を遵守すること」を重視すると思いますが、そうでない人がいるかもしれません。

事実、社会保険労務士が助成金の不正受給に手を貸したことが報道されたことがありました。また、新潟県内でも会計士が不正に加担していたことが発覚しました。この人達は「生活の為」なのか「誰かの圧力の為」、それとも「大金の為」なのかわかりませんが。理由はともあれ法を犯したという事実に変わりはなく、あってはならないことが起きたということでは、程度の差は大きいですが、姉歯氏の事件と共通する部分があります。

とは言っても一般的には「そんなこと言うが、俺はやらないよ。労働法規は遵守するよ」という人がほとんどだと思います。でも、身近なところでも結構違法スレスレの状況に直面することがあります。例えば、労働保険のみ加入している法人から顧問契約を持ちかけられたらどうするでしょうか。また、サービス残業問題。顧問先で深刻なサービス残業問題が存在するとしたらどう行動するでしょうか。

私は、違法行為に限らず、必要とあれば社長に苦言を呈する、ダメなものはダメ、とハッキリ言えなければいけないと思います。曖昧な態度が相手の労働法規に対する意識を鈍らせていくのではないでしょうか。「偉大なるイエスマン」であるならば、わざわざ外部の人間を呼ぶ必要はないですね。第3者の視点でみて、その結果をハッキリ伝えることに意義があると思うのです。実際の対応は問題の程度によって異なると思いますが。

仮に、このようなことがキッカケで契約を解除されるのであれば、私は仕方ないと思っています。相手のためにならないことをするのは、それこそ労働法規に関わる「士業の誇り」が許しません。逆にそこを理解して頂けないのならば私のお客さまではないと思っています。仮に「士業の誇り」のせいで生活できなくなるのであれば、「士業」を捨てます。今のところ、おかげさまで、そのようなことはなさそうですが。

このような話をある会合でした時、「キミはまだまだ青いね」「そんなこと言っていたらお客が増えないよ」と言われたことを鮮明に記憶しています。気を付けないと、このようなことを言った方々が第2の姉歯氏になるのかもしれません。

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