毎週土曜日は「今週の気になる記事」です。

北越銀行は中越自動車学校が今月から導入した総合型の確定拠出年金(日本版401k)の運営管理期間業務を受託した。中越自動車学校は既存の適格退職年金を解約。年金資産を401Kに移す。従業員が前払い退職金か401Kを選べる選択制を採用した。(新潟日報)

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先週に引き続き確定拠出年金(日本版401k)の話題です。それにしてもこの記事、どのような意図があるんでしょうか。仮に同じ会社が中退共に移行にしたら記事にならないでしょうね。やはり確定拠出年金(日本版401k)の動向を報道するという意図があるんでしょう。でも1社が導入しただけで報道する意味はあまりないですね。やはり先週紹介した記事同様に確定拠出年金(日本版401k)普及を目的とした「確定拠出年金バンザイ!」記事のような気がします。

折角報道するのであれば、「日本で多数を占める中小企業」における、「新制度への移行パターンの統計」や「退職金制度改定の問題点」などの実例を紹介して欲しいですね。そして多くの企業がその事例を知り、正しい退職金制度改革につながればいいと思います。もちろん、我々社会保険労務士も正しい退職金制度改革を支援する使命があると思いますが。

ところで、今回の記事で注目されるのが、前払い退職金制度との選択制としている点。従来の退職金制度は退職時に退職金が受け取れる制度です。当たり前のことですが。一方、確定拠出年金(日本版401k)は原則として60歳になるまで受け取ることができません。ということは中途退社の従業員にとっては不利益な制度変更となります。そこで、前払い退職金制度としての選択制とする経過措置を設けることにより、一方的な不利益を被らないように配慮していると思われます。確定拠出年金導入に成功している企業は投資教育とともに、このような経過措置をきちんと設定しているという特長があります。

確定拠出年金(日本版401k)は退職金制度というよりは、老後資金の積立という性格が強い制度です。終身雇用が崩れている現在においては、従来の退職金制度と確定拠出年金(日本版401k)は、制度としてかなり異なったものと言えます。よって導入の際には相違点をきちんと説明する必要がありますね。少なくとも、「運用が厳しくなったから、今後は自己責任で頼むよ」といった趣旨の説明ではダメですね。

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