毎週月曜日から木曜日は日替りコラム、今日のテーマは「情報開示と納得性」です。2つの会社を対比した事例研究です。

今日は私が関わった、ある2つの会社を対比して話したいと思います。1社は製造業、50名程度の会社です。この会社は業績が下降しつつあるとは言え、地元で結構有名な会社です。オーナー社長であり、常にトップダウンで「俺についてこい」タイプで社内の風通しは良いとは言えませえん。

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この会社でチョットした問題が起きました。賞与の額について従業員に不満がくすぶっていることが発覚したんです。どういうことかと言いますと、「金額の決定方法がおかしい!どうしてこうなるのか教えろ!」と言っているようです。確かに不明瞭な部分はありますが、話を聞いて見ますと同業他社よりかなり多い金額であり、客観的に見れば「沢山貰っているんだからいいじゃないか!」と言う人がいるかもしれません。

もう少し詳しく話を聞いて見ると「去年より業績が上がっているのに何故賞与の額が据置なのか?」「アイツより俺の方が一生懸命働いているのに何故同じ額なのか」といった具体的な不満がわかりました。長くなりますので、細かいことは言いませんが、要するに「沢山賞与を支払えば喜ばれるはずなのに、この会社では不満ばかりで喜んでいる人は少ない」ということだったんです。これは給与にしても同じようです。従業員の満足度調査では必ず「賃金の額」が上位を占めますが、多く支払えば満足というわけではないんですね。

一方もう一つの会社は40名程度の流通業。こちらも社長の強いリーダーシップが特長なんですが、前段で紹介した社長との大きな違いは情報を隠すことなく開示しているということです。会社全体の業績はもちろん、各部署毎に損益計算書を作りそれを毎月提示、その金額を説明しながら今後の方針を決めています。そして、現在では予算案も各部署で作らせ、自主的に目標を設定しています。もちろん社長方針に沿ってのことですが。

賃金決定に関しても同様に情報を開示しています。評価の結果を面談にてフィードバックして納得性を高めるとともに、評価の結果判明した苦手な部分、うまくいっていない部分について教育をしています。この会社は同業他社と比べ若干賃金水準は低いようですが、揉めることなく、会社から活気が感じられました。前段の会社とは大違いです。

どうでしょうか。大まかにしか説明していないのでわかりづらいかもしれませんが、沢山の賃金をもらっているのに不満が多い会社、賃金は若干少なめなのに活気のある会社2つの例を紹介しました。経営者の皆様、御社はどちらのタイプですか?中小企業では、前者に似たタイプの会社が多いような気がします。

今後、労働条件を考えるとき、同業他社と比べ同じにする、あるいは厚遇することを考える会社が多いと思いますが、「納得性」を高めることにもっと気をつかうべきだと思います。また、「隠さない」ということも大事です。何事でもそうですが、隠し事が多いと憶測を呼び、悪い方向に解釈されたりします。

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