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2005年10月21日

教えて!退職金:セコムが他社の退職年金を通算

今日は「教えて!退職金」です。退職金制度に関する時事ネタを解説します。

セコムは中途入社する社員が前の会社で積み立てた年金資産や加入期間を同社入社後の資産や期間と合算できる「ポータビリティ制度」を導入する。改正年金法が10月に施行されたのを受けた措置で、企業の導入第1号とみられる。人材の流動化が進むなか、いち早く社内体制を整備して中途採用などの人材確保に役立てる。
(10月21日 日経新聞)


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今までは、確定拠出年金以外、退職・転職の際に個人の年金資産を他の制度に移すことはできませんでした。しかし、10月に法改正があり、厚生年金基金・確定給付企業年金、確定拠出年金の間で加入者の資産を移すことができるようになりました。転職先の制度で資産の受け入れを認めているという条件がありますが。

この法改正をセコムがいち早く活用することを決めたようですね。セコムは中途採用が多く、従来の制度だと退職までに退職年金制度の支給対象にならない場合があるようですが、今後は前の会社の制度と加入期間を通算できるようになり、より使い勝手がよくなるようです。そして、中途採用者が安心して入社できるよう、アピールしているわけです。

確かに非常に前向きな取組みであると思いますが、厚生年金基金は減少の一途をたどり、確定給付年金や確定拠出年金を実施している企業も企業全体で見ればわずかの会社に過ぎませんので、残念ながらすぐに効果が出るとは考えにくいと思われます。ただ、将来に向けてのアピールになり、先進的な企業イメージの醸成には役立つのでしょう。

日本の企業のほとんどは中小企業です。やはり今後も大多数の従業員は転職を繰り返すとまともな退職金がもらえないというのが現状ではないでしょうか。この問題をもっと報道してもらいたいですね。

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