社長「パートタイマーなんかいらん!社員でないと仕事は任せられんよ!」その2

前回の続きになりますが、この社長が社員にこだわる理由はもう一つありました。パートには仕事は任せられない、と思っているそうです。能力にも差がありすぎる、とも言っていました。




もう少し話を聞いてみましたら、確かにこの会社ではパートタイマーは使いこなせないだろうな、と思いました。会社として、従業員を教育するという考え方がないからです。

社員のほうが都合がいいと思っている理由に社員は年数を経て自分で成長していくから手間がかからず使いやすいと考えているようです。逆に言えば教育をすれば、もっと成長も早く会社に貢献できますので、もったいないですね。

もちろん教育するのであれば、それは社員に限定する必要もなく、パートタイマーも教育すればいいわけです。若干資質の違いはあるかもしれませんが、基本的には同じ人間です。社員にしても最初から仕事ができたわけではありません。きちんと意識付けして教育をすれば、社員同様にパートタイマーも育っていきます。

この話は長くなりますので、この辺にしたいと思いますが、要するにこの社長がパートタイマーを「うまく使えない」のであって、「パートが使いづらい」わけではないのです。

余談ですが、この会社は「教育」や「人に任す」という考え方があまりないので、社員が育たず、業務効率も悪いようです。どの業種にもあてはまるわけではありませんが、「パートを使えない」会社は「人をうまく使えない」という問題が共存することが少なくないようですね。

今後、このコーナーではパートタイマーを上手に活用する方法、雇用管理についてお話ししていきたいと思います。

社会保険労務士 新島 哲 ホームページ