新潟の社労士(社会保険労務士)新島です

今日はこれから富山へ出張です。管理職研修の進め方に関するセミナーを受講してきます。

私自身も実施したことがありますが、企業のキーマンである管理職への教育は非常に重要です。企業の中で重要なポストであるのは言うまでもありませんが、実際にその登用はマネジメント能力にかかわらず行われることが多々あります。
一般的には管理職登用への第一関門として筆記試験を行うことが多いと思います。この試験では管理職の資質が問われるというよりも備えておくべき常識についてチェックされているケースが多くあります。そして次の段階として面接が行われます。ここでは面接官の質問に対する返答や過去の実績に基づいて管理職登用が検討されていきます。

ここで問題となるのは面接による判断基準です。面接といってもそんなに長い時間かけるわけではありません。よってその場の返答だけでなく、過去の実績が重要となってきます。そして面接を無難にこなすことができて、過去の実績が申し分なければ管理職登用ということが結構行われてきます。

つまり、管理職への適正やマネジメント能力よりも一般教養や過去の実績が重んじられる傾向があります。管理職に適した人というよりも「現場の英雄」が論功行賞により昇進するというケースが多くあります。

このようにして生まれた管理職に、マネジメントを行わせる、部下を評価したり教育したりすることを求めるということは難しいでしょう。そこで管理職の研修が必要になってきます。

今日はその研修の進め方について学んできます。私なりの考え方もあるのですが、より完全なものにすべく、さらに肉付けをしたいと思っています。その内容については、また明日お話ししたと思っています。

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