新潟の社労士(社会保険労務士)「越後の虎」です昨日に引き続き、マクドナルド(賃金不払い)問題の考察、番外編をお送りします。

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マクドナルドでは労働時間計算の誤りを認め今後是正することを発表しました。ただ、世間一般では同じような計算をしている会社も多く、他人事ではないと思った会社も多かったのではないでしょうか。

今回と同じケースに限らず、ホントに知らなかっただけで違法性を認知していなかった給与計算の誤りもあると思います。しかし、知識がなく意識的に誤った給与計算をしていたわけでなくても、従業員から請求があれば少なくとも過去2年間は遡って不足分を支給する必要がでてきます。そこで今回は間違いやすい給与計算についてお話ししたいと思います。

今日はまず、「皆勤手当」を取り上げてみようと思います。「皆勤手当」は無遅刻無欠勤を奨励するシステムです。無遅刻無欠勤の従業員に手当を支給することにより勤労意欲を向上させる手法です。大企業や比較的規模の大きい中小企業ではあまり見られなくなりましたが、100人に満たない中小企業では未だに数多く採用されています。

一方皆勤手当は「皆勤」によって始めて支給される手当です。よって支給されない月もあるわけです。ここに落とし穴があります。残業した時に支給する「割増賃金」の計算には皆勤手当も含める必要があります。しかし、皆勤手当は支給が決まっているわけではなく、その為「割増賃金」の計算に含めていない企業が散見されます。これは「賃金不払い」となってしまいます。

もし、皆勤手当を「割増賃金」の計算に含めていない場合は至急是正する必要があります。ただ、その場合は皆勤手当の有無によって割増賃金の単価が変わりますので給与計算の作業が煩雑になります。だからこそ、割増賃金の計算に含めていないのかもしれませんが。

皆勤手当は管理が非常に煩雑になってしまいますし、無遅刻無欠勤は社会人として当たり前のことでもありますので、できる限り廃止の方向で考えるのが妥当かと思います。もちろん、遅刻や欠勤した分は賃金から控除すればいいわけです。また、無遅刻無欠勤の奨励は評価制度の一部に取りいれてみるのも1つの手でしょう。

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