新潟の社労士(社会保険労務士) 新島です。日経新聞で興味深い記事がありましたので紹介したいと思います。主婦経験のある40代以上の主婦を活用すると若手も元気になる、という認識が企業に広まっているようです。
40代以上のパートや中途採用の主婦らは人生経験を活かして元気に仕事をする。その姿を見た若手が働き続ける意欲を高めるという。先輩の動作や気遣いを見習う。年齢を重ねても働き続けるベテランの姿を見て、継続して働く意欲を高める。効果は大きいようです。

国内の新卒女性が最初に勤める会社の平均勤続年数は10年未満。一方で40代以降の勤務可能年数は20年。しかもその勤続意欲は高く離職率も低い。長期的に考えると40代以上の女性の活用は注目されるのは当然とも言えます。

現状は正社員としては実務経験が豊富な女性の採用が多く、40代以降の女性が働く場合はパートとなることが多いようです。しかし、今後は働く意欲が高く豊富な社会経験を積んでいる40代以降の女性活用は広がるでしょう。

そして、人生経験豊かな女性を活用する動きが増えますと、結婚や年齢に左右される女性の雇用環境が改善されるかもしれません。この動きが更に活発化することを期待したいと思います。