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2005年07月26日

年金の過払い防止策と現況届廃止について

新潟の社労士(社会保険労務士)「越後の虎」です。昨日に続き、国民年金に関するネタをお届けします。昨日は保険料納付率向上策でしたが、今日お伝えするのは国民年金の過払い防止策です。

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そもそもこの防止策が検討されるに至った背景には受給者の死亡に関わる多額の過払いがあります。国民年金を受け取っていた受給者が死亡したにもかかわらず、同居家族が年金を受け取っている例などがあり、その金額は何と数10億円になるとか。これは確かに問題ですね。

また、年金受給者の内、約1000万人は、受給者が死亡しても市長村などから社会保険庁への死亡連絡の仕組みがないとか。これでは多額の過払いが発生するのは当然ですよね。

そこで今回社会保険庁は住民基本台帳のネットワークを利用することにしました。受給者が死亡した場合は住民基本台帳ネットワークですぐ確認して、給付をすぐに止める体制を整えます。

この取組みは年金受給者にとって良いこともあります。社会保険庁が住民基本台帳ネットワークを使うということは、年金受給者の情報がすぐに入手できるということです。そこで、今まで毎年提出していました「現況届」が不要となります。社会保険庁でも送付やチェックが不要となり、年30億円の経費削減となるようです。

死亡による過払いと現況届けの廃止を合わせると80〜90億円近い節減効果が生まれるようですね。何で早く実施しなかったのか、という疑問もありますが、良い取組みには違いありませんので、歓迎したいですね。

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社会保険労務士 新島 哲 ホームページ



労働法の相談室 │Comments(7)TrackBack(1)年金 

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1. 退職金制度の相談室へようこそ  [ 教えて!退職金制度・適格年金 ]   2006年03月12日 00:13
はじめまして、退職金コンサルタントの「新島(にいじま)」と申します。このサイトでは私のビジネスブログ「越後の虎が斬る」で好評頂いておりました「教えて!退職金制度」のコラムを再編集して公開しています。いずれこちらがメインとなりますが、当分の間、再編集したコ...

この記事へのコメント

1. Posted by ビジネスノウハウ大学・内田拓男    2005年07月26日 11:37
新島さん、こんにちは!
この制度、大歓迎です!
というか・・・今までの縦割り行政はひどいものですね。
2. Posted by なかむら@社労士見習    2005年07月26日 16:57
これからは“タテワリ”が少しずつでも解消されていくことを期待します。
3. Posted by イーハトーブSR    2005年07月26日 22:24
そうそう、ドンドンそうやって無駄をなくせば社会保険料は安くできるはずです。
4. Posted by やまだ経営労務管理事務所 やまだ    2005年07月27日 01:07
 私もこの制度、大賛成!
 しかし、今までもなかったのが不思議なくらいですね。

 ムダはどんどんなくして欲しいものです。
5. Posted by たきもと    2005年07月27日 04:20
 住民基本台帳ネットワークを使うことが、プライバシーの侵害とか、
個人情報保護の問題があるとか言って、なかなか着手できなかったと言
うのが現実だと思います。
 実行にはまだ、一波乱ありそうに思います。
6. Posted by Y.K@見習い    2005年07月27日 22:59
受給者が死亡したら、
年金給付をストップするのはいいとして、
受給対象となる遺族がいた場合は、
このシステムを活かして遺族年金へ
自動的に切り替えてくれるようにも
していただきたいものですね……。

7. Posted by hirahirano【社労士ママの開業体験記】    2005年07月28日 06:22
↑そうですよね、せっかく出している現況届で住所が変わったことを記載しても全く反映されてなくて、別に【住所支払期間変更届】も出さなきゃいけないなど、普通の人が考える疑問がいまだたくさんあるようですよね。

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