新潟の社労士「越後の虎」です。昨日に引き続き、フジテレビ系列の2時間ドラマ「労働基準監督官 和倉真幸・働く人の味方です!」の考察、第3回です。今日は監督官が立ち入り調査で金融機関の窓口を訪問した一幕です。

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従業員「いらっしゃいませ、ご融資のご相談ですか?」
監督官「今日は労働基準法に従いまして、コチラの職場の安全衛生や労務管理に関しまして調査に伺いました。」
責任者「関係ない、関係ない。そやからウチはその労基法には加入していないから関係ないんや。わかったら姉ちゃん。はよ帰りや。お疲れさん。」

ここで何故か監督官の言葉が関西弁になり説教します。
監督官「何を言わんといてや、おっちゃん!労働基準法はな、そこいらの保険とは違うんやで!この国で働いている人なら誰もが守らなアカンこの国の法律や!わかったら賃金台帳にタイムカード、就業規則を出して!もし重大な違反があったら司法処分も覚悟しいや!」

ナレーションで追加の解説があり、
ナレーション「嘘ではありません、労働基準監督官は刑事訴訟法に基づく捜査権や逮捕権を持つ特別司法警察職員でもあるわけです。」

労働基準法は、労働者の労働条件の最低基準を定めた法律で、労働者を使用するすべての事業場に適用されます。もちろん、昨日もお話ししましたようにパートタイマーなどの短時間労働者にも適用されます。

会社としては売ってナンボというところもあると思いますが、労働基準法の遵守ということは企業の責務ですので、主な内容はキチンと押さえておくべきでしょう。また、今回の監督官の発言では労働基準法が適用される、という発言の他にいくつか重要なポイントがありますので触れてみたいと思います。

1つは「安全衛生」です。監督署では長時間労働による過労死や疾病が続発し、安全衛生管理体制のチェックを強化しています。例えば長時間労働が長期間にわたって続いていないか、入社時や1年毎の健康診断を実施しているかなど。残業代を支払わないことが違法なのは確かですが、仮に残業代を支払っても従業員の健康に重大な悪影響を及ぼさないようチェックすることを求めています。

2つめはチェックされる書類についてです。今回ドラマで提出を求められた「賃金台帳、タイムカード、就業規則」は整備されているでしょうか。ここでは示されませんでしたが、労働者名簿も必要です。もちろん、あるというだけではダメです。法律の基づいた内容が求められます。この法定書類の整備に関しては意外と盲点のようで、存在しない、内容の不備が多いようです。

また、意外に思われるかもしれませんが、今回監督官の発言にあったように、監督官は特別司法警察職員なのです。よって逮捕権など司法警察官としての権限があります。

とは言っても逮捕することは稀のようですが。ちなみに明日紹介する場面では従業員が逮捕されます。やりすぎのような気もしますが。

明日は夜遅くに残業などの立ち入り調査を行う場面を紹介したいと思います。

労働Gメンが活躍するドラマ
第1回
第2回

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