新潟の社労士 新島です。

ホクギン経済研究所が新潟県内の企業に入社した新入社員を対象に実施した「フレッシュマンの意識調査」について結果を発表しました。以前、「成果主義を望む新入社員が増加!」 という調査結果をお伝えしましたが、今回はどうでしょうか。各項目の中で上位の回答を紹介したいと思います。
1.今の勤め先を選んだ理由

「興味が持てる仕事だから」・・・54%
「自分の能力・個性が活かせる」・・・45%


以前のように会社の知名度や規模ではなく自分のやりがいを重視する傾向が見られます。

2.勤め先について知りたいこと

「社長、上司の人柄」・・・54%


職場での人間関係を気にしているようですね。メンタルヘルスの重要性が叫ばれる中、興味深い結果です。

3.今の勤め先にいつまで勤めたいか

「定年まで」・・・30%


また、「他に良いところがあれば転職したい」の割合も低下しており、長期勤続の志向が顕著に現れています。

以前お伝えした調査結果では成果主義を望む声が増えていることをお伝えしました。仕事に対する意欲は旺盛であることが見て取れます。一方、今回の調査結果では社内での人間関係の安定や長期勤続を望む志向が表れています。つまり「終身雇用」と「成果主義」を両方とも望む傾向が増加しつつあるようです。

正しい評価で従業員の成果を給与に反映し、その上で従業員の立場や精神を安定させる。非常に難しい課題が企業に突きつけられているようです。