新潟の社労士 新島です。今日のテーマは「社長の抜擢」です

「本流からはずれていたダークホースが企業のトップに立つことが多くなっている。」今日の日経新聞の特集でこのような興味深い記事がありましたので紹介したいと思います。
本流のポストを経験することにより実績を積み重ね、一歩ずつ階段を上るように出世を重ね、社長など組織のトップに立つという流れが日本企業では多くなっていました。その流れとは異なるケースが増えているという。傍流で苦労した経験のある人物が大企業のトップに着くケースが増えているようです。本来であれば出世街道とはずれているはずですが。

例えばサッポロビール。競争劇化に伴い、社長には営業出身者からなるケースが多かったようですが、今年3月に社長に就任したのは製造部門の経験が長い技術者だそうです。また、三菱重工業の社長も長崎、神戸の二大造船所での勤務経験がなく主力事業本部でもない非主流派から抜擢されたとのこと。

この記事では本流から外れた非主流派や傍流の強みは2つあると指摘しています。一つはしがらみが少ないということ。しがらみがなければ今までの違う思いきった改革が進められます。例えば花王の会長は足かせになっていたフロッピーディスク事業からの撤退という思いきった手を打っています。

もう一つは客観的に会社を眺めることができるということ。客観的に見れるからこそ、中にいると見失いがちなもの、本来進むべき道が見えたのでしょう。

記事は「傍流での修羅場経験がないと日本企業は世界的な競争に太刀打ちできない」という言葉で締めくくっています。但し企業独自の風土や文化もありますので、客観的に見えるからと言って外部からトップを招くのが最適というわけではありません。社内や関係会社など、会社の事を知りつつも、ちょっと本流から外れた苦労人が適しているのかもしれません。