新潟の社労士、新島です。今日は風が非常に強くビュンビュン音がしています。

私は営業で軽自動車に乗っているんですが、これが風が強くなると揺れるときがあります。怖いですよ。
特に橋の上だと飛ばされるような感じがします。ちょっとオーバーですが。

これから退職金コンサルに出かけますが、スピードを落として安全運転ですね。
今日のテーマは「賞与」です

ある企業から質問がありました。「景気が悪くなって売上が下がっているんだよ。もう賞与なんて払っていられないんだけど、別に問題ないよね。」この会社では年2回給与の3ヶ月分程度賞与を払っていたようです。

確かに賞与というものを必ず支払わなければいけない、という法律上の義務はありません。その対象者、支給額、支給日などは原則として企業が任意に定めることができます。ここまで話したら、社長曰く「そうだろ、そうだろ、じゃー払うの辞めるわ。」。

「チョット待って下さい。就業規則はどうなっていますか。」そうなんですよ。法律で義務付けられていなくても就業規則で支払うことを定めていれば、それは義務になっているんです。
この会社では賞与は年2回、7月と12月に「支給する」と定めています。ということは義務になっています。

では、どうすれば良かったのでしょうか。例えば就業規則に「会社の業績によって、支給額が変動すること、または賞与を支給しない事がある」と規定すれば支給しないようにもできます。但し、賞与を賃金の後払いとする解釈もありますので、できれば「支給しない」というよりも「支給金額を減額する」方が無難ではないでしょうか。

それでは、賞与の支給を就業規則に規定していない場合は、法律上義務がないから払わなくていいのでしょうか。これもまたチョット違うんです。何年にもわたって継続して賞与を支給していると、それが慣行となり、従業員の既得権となります。ということは、一方的に支給しないということはいわゆる「労働条件の不利益変更」となります。ここが難しいところです。

いずれにせよ、いきなり賞与を支払わない、というのは強引でしょう。支給する賞与を会社の業績に応じて変動させる、という規定に変更することがベターではないでしょうか。仮に賞与を支払うことにより会社が傾くようなことがあるのであれば、従業員にきちんと現状を説明し同意を得ることが重要です。


社会保険労務士に相談