こんにちは、新潟の社会保険労務士「越後の虎」です。今回のコラムは「教えて退職金制度」、です。

<退職金問題-その5->

退職金制度に問題があるのはわかっているけれでも、もうすぐ退職だから。
面倒なことは嫌だし、自分の退職金が減るのも嫌だな。
私がいなくなってからにしてほしいな。

ある経理課長の言葉です。

いくらサラリーマンとはいえ、ちょっとひどいですよね。

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これはひどい例ですが、実際、改革を先送りにするケースが結構多いのは確かです。

先送りするとどうなるでしょう。

適格退職年金など積立不足の多い積立制度は更に積立不足が増えていく可能性があります。

基本給に一定の係数をかけて退職金の金額を決める場合は基本給の上昇とともに退職金の金額が増えていくかもしれません。

ただ、どちらの場合もあくまでも可能性であり、必ず改悪というわけでもありません。積立制度を変える、基本給の上昇を凍結するという手段もありますし。

ここで注意しなくてはいけないのは、既得権です。

既得権とは、簡単に言いますと、今辞めたとしたらもらえる退職金の金額をもらう権利です。

これは確実に毎年確実に上昇していきます。ほとんどの退職金制度が勤続年数に応じて退職金の金額が増えていくからです。

そして退職金制度改革で支給水準を見直す時に必ず登場するのが、この既得権です。既得権は保障することが支給見直しの条件の一つになります。

ですから改革を先送りにすると、それだけ企業の出費が増えることになります。

早期に退職金制度、退職金規程を見直しすることが企業の負担を抑制することにつながります。

みんなが、私がいなくなってから、なんて思っていたら会社そのものが危うくなるかもしれません。

(社会保険労務士 新島 哲)


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