新潟の社労士「越後の虎」こと新島です。

<退職金問題-その2->

退職金問題に関する情報提供と言いますと、確定拠出年金や保険商品など新たな資金準備の情報が多くなっています。退職金制度自体の改定については意外と少ないのが現実です。もちろん全部が全部そうとは言いませんが。

確かに多大な積立不足を抱える、現在の退職金資金積立方法をそのままにしておくのは得策ではありません。では、退職金の為の資金積立方法を変えれば退職金問題は解決するのでしょうか?

答えはNOです。資金積立の方法を変えても退職金の積立不足はそのままだからです。多額の退職金支払を約束している退職金規程がそのままだからです。

例えば、多額の積立不足を抱える退職金制度、適格退職年金が7年後には廃止となります。退職金制度の有力な移行先として中小企業退職金共済(中退共)が挙げられます。

それでは多額の積立不足を抱える適格退職年金を中退共へ移行させれば退職金問題は解決するのでしょうか?もう、わかりますよね。積立不足を抱えたままですので、退職金制度全体で考えれば何の解決にもなりません。

ですから、確定拠出年金や保険商品の話ばかり聞いて、どれにしようかと悩んでも退職金制度の本質的な解決には結びつきません。

支払を約束した退職金に対する積立不足をどう解消するか、退職金規程の見直しはどうするか。この2点が退職金制度改革の重要なポイントとなります。

もちろん、最終的には退職金の為の新しい資金準備の方法は考えなければいけませんが。

やはり、退職金問題の本質を捉えた情報がもっと必要です。


次回は多額の支払を約束している退職金規程の問題に触れたいと思います。

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